第14回 学習療法家族交流会 開催
平成27年11月15日(日)
とかちプラザ大集会室にて 「 第14回学習療法家族交流会 」 を開催しました。
当法人理事長 森 光弘 より開会のご挨拶をさせていただき、「これからの長寿高齢社会を迎えるに当たり、認知症問題は避けて通れない問題。行政任せでは乗り超えられない。」とし、「地域の力」が必要であることをお話させていただきました。
また、来年よりこの交流会を「学習療法地域交流会」に名称を変更することをお伝えさせていただきました。
来賓にお招きした帯広市議会議員渡辺喜代美様は、「光寿会さんがこのような認知症の予防活動を実施してくれるのは地域にとって大きな力になる」というお話をいただきました。
その後、2つの事例発表を、職員による介護劇・ショートムービーを通して披露させていただきました。また、帯広で実施させていただいている「脳の健康教室」の活動報告も、動画を交えて行いました。
2つの事例発表では、涙を拭う方が何名も見受けられ、「とても感動的な事例発表だった。」という感想も頂戴しました。
また、芦別市で「脳の健康教室」を展開されている芦別慈恵園 青柳 和江 様より、活動報告をいただいた上で、トークショーを開催しました。
芦別慈恵園 川邊 弘美 施設長 と 帯広市役所保健福祉部部長 中島 剛 様に壇上へ上がっていただき、「地域の力は認知症を超える」をテーマに熱いディスカッションを繰り広げました。
川邊施設長は、「芦別市が要介護ご高齢者にとって、できるだけ長く自宅で生活できるような街になってほしい。」とし、中島部長は「今後の予測として5人に1人は高齢者となる時代が来る。認知症の方にとって、住みよい街とは、『地域住民が認知症のことを知り、徘徊ができる街』であると考えている。この度設立された、白樺通り地域包括ケア協議会をはじめ、地域全体でそのような街づくりを目指したい。」というお話をいただきました。
観客席からも多数の意見を頂戴しました。今回は「滋賀県学習療法研究会」の会長をされている新庄一範様が、滋賀県よりはるばるこの交流会の為に足を運んでくださいました。新庄様は「事例発表がとても感動的だった。滋賀県にこの交流会の話題を持ち帰りたい」と話されていました。
今回、約200名の方々にご参加いただき、とても盛大に終えることができました!!
次回よりこの「学習療法家族交流会」は「学習療法地域交流会」へ名称が変わります。長寿高齢化社会を、地域全体で考え、乗り越える為の交流会として今後も開催していきたいと思います。
今回この交流会の為にご参加いただいた方々、本当にありがとうございました。