「平成」から「新時代」の幕開け
社会福祉法人光寿会 理事長 森 光弘
新年あけましておめでとうございます。
平成年号も余すところ4ヶ月となりました。
30年続いた「平成」を振り返ると、「消費税導入」に始まり、「介護保険制度施行」「町村合併」「ふるさと納税」「マイナンバー制度」などなど社会制度が大変革された時代です。
2019年から始まる新時代に登場するキーワードは、「人工知能」「外国人労働者」「BCP(事業継続計画)」「防災」「働き方改革」「キャッシュレス」と推察します。
昭和からの各時代を象徴するキーワードは、昭和が「国任せ」に対して、平成は「地方自治・企業・個人への権限委譲と責任所在の明白化」、そして来るべき新時代は「柔軟性のある個々のデザイン力」と思います。
これからの介護施設は、「医療・介護・福祉」を通じて、地域を如何にデザインし、その結果何が生まれるのか?次世代に何を残すのか?が問われます。
たとえば企業にとっての「数値目標」は、単に数値のみに終始するのではなく、達成された目標値の向こうにある世界を如何にデザインできているのかどうかで、その数値の持つ価値と評価が決まります。
トップダウンの過去とはちがい、多くの情報と経営資源から引き当てた「くじ」が「凶」であってもそこから「大吉」に転ずる「イメージとデザイン力」を身につける必要があります。
今年の干支である「己亥年」は「生命を閉じた状態、守りに徹する年」とされています。
光寿会の2019年のテーマは、
【「猪突猛進」から「事業継続のための自動運転」】です。
そのために、「アルゴリズム(処理手順)」を学習・体得する1年としました。
今年一年が、皆様方にとりまして安寧と慈愛にみちた日々でありますことを強く願い新年の挨拶とさせていただきます。
己亥年 正月 光寿会執務室にて