令和六年 元旦
令和6年 新年のご挨拶
社会福祉法人光寿会理事長 森 光弘
新年あけましておめでとうございます。
朝刊一面の見出しから新型コロナの文字を見かけなくなりました。しかしコロナに翻弄されている間に、テクノロジーは想像以上の速度で進化しています。
電気自動車はすでに公道を走っています。更に、国際宇宙ステーションへの物資は民間ロケット会社が届けることが可能です。また、会話型人工知能「ChatGTP」を使うと、難解な質問でもあっという間に回答できます。その実力は米国の医師国家試験・司法試験に合格できるほどのレベルです。
これらの開発に深くかかわっている人物がイーロン・マスク氏です。彼は今、人の脳と人工知能をつなぐニュ―ラリンクという技術を開発中です。
これによって、
人間の脳内の記憶を人工知能に移植できるようになれば、そしてその人の複雑な顔の表情を観察し記録しておけば、さらに笑い声、歌声、怒声罵声、を人工知能に集積しておけば、その個人の人格が映像の中で永遠に生き続けることが可能となる。
故人と会話もできるので、墓参りの様子が一変して変わるでしょう。
「おじいちゃん相変わらず元気だったね!」
『初めてのひ孫が、「わしに似てる!」ってとっても喜んでいたよ!』
「永遠の魂を人類は手にする?」ことも夢でなくなります。
火星への移住計画を本気で開発しているイーロン・マスク氏の有名なアルゴリズム(算段・手順)を紹介します。
・採用では、心構えを重視すべし。スキルは教えられる。性根を書き直すには脳移植しかない。
・管理職は実践経験を積まねばならない。馬に乗れない騎兵隊長になってしまう。
・気が狂いそうな切迫感をもって仕事しろ。
・常識(従来の既成概念)で解決できなければ非常識(新たな発想)で解決しろ。
直訳すると激しい言葉になりますが、本質を突いた言葉です。
私たちのアルゴリズムは、永遠に変わりません。
「対面の学習療法を通じて利用者様、一人一人の夢に焦点をあて、最期までその人らしい人生を送れるように支援します」。
本年も、論語にある「慎独の精神」で、陰日なたなく、どのような人に対しても、常に本気で、本物の介護を追求します。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。