学習療法とは

< 認知症対策 > 非薬物療法   ~ 当法人が北海道で初めて認知症対策として導入した取組み ~

よりよい看護を目指して

従来のリハビリテーションは、脳のある部分が壊れてしまった時に、トレーニングを繰り返すことによって、 脳のほかの領域がそれに代替して働きだすことを期待するという考え方でした。

一方、学習療法では前頭前野を活性化し、その機能を向上させることで、さまざまな能力の向上を期待しています。 失われた機能を脳の他の領域で代償させるのではなく脳(前頭前野)の潜在能力を回復させることにより、 脳の働きを好循環させていこうとするものです。

学習療法の目的は、学習によって認知症の進行を予防・改善し「あなたの人生史を知ること」「あなたらしい生き方の支援」その人らしく生きていけるようにすることです。

 

東北大学 加齢医学研究所会  川島隆太所長 監修
光寿会では、平成18年に北海道ではじめて、認知症対策への取組みとして非薬物療法・学習療法を導入しました。


認知症の症状のほとんどは、大脳にある「前頭前野」の機能に関係があります。

前頭前野の働き

コミュニケーション、感情、身辺の自立などは、すべて大脳にある「前頭前野」という領域がコントロールしています。 まさに人間を人間たらしめている高次の機能です。つまり、前頭前野は「人間の心」そのものといえるでしょう。 老人性認知症の原因は様々ですが、社会で問題となるその症状のほとんどは、前頭前野の機能に関係するものなのです。

前頭前野

1.思考する
2.行動を抑制する
3.コミュニケーション(対話)する
4.意思を決定する
5.情動(感情)を制御する

6.記憶をコントロールする
7.意識・注意を集中する
8.注意を分散する
9.意欲を出す

簡単な計算・音読によって脳(前頭前野)が活性化

2+3や1+5のような簡単な計算をしているとき

脳が活性化する
54÷(5.5-0.3)のような複雑な計算の場合

あまり脳が活性化しない

コミュニケーションを重視し、明るく楽しい「楽習」の場に。


小さな変化が大きな変化に!

学習療法は、読み書きと計算が前頭前野を活性化するという事実にもとづいています。 学習課題はスラスラできるものの方が前頭前野を活性化させます。

音読と計算を中心とする教材を用いた学習で、学習者と支援者がコミュニケーションをとりながら行うことにより、学習者の認知機能やコミュニケーション機能、身辺自立機能などの前頭前野機能の維持・改善を図ります。

一人ひとりが楽しく学習できる教材です

たくさんの教材の中から、どなたにもスラスラと楽しく学習できるレベルの教材で、 高齢者が読みやすい大きな活字とわかりやすいイラストを用い、「読み書き教材」では高齢者に喜ばれる題材を選んでいます。 短時間で集中して継続学習することで、脳の働きを好循環させ、認知症の進行を予防・改善していきます。

計 算
音 読

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